Newbe(ニュービー)が注⽬する起業家やクリエイターをゲストに迎えたインタビューコンテンツ
GAME CHANGER- 時代を動かすキーパーソン-
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身体はすべての資本。特に肩甲骨は意識的に動かすようにしています。可動域が広がると呼吸も整うし、呼吸が整うと血の回りも良くなるので本当におすすめです。
人間ってやっぱり学ぶことがベースにあると思うんです。大人になってくると学校や勉強と聞くだけで腰が重口感じる人もいるかと思うんですけど、そういう人もYouTubeで好きなものにハマったらどんどんどんどん観ていくじゃないですか。自然と学んでいるんですよ。だから、わかりやすく学べる空間や環境を作ったり、自分自身もそういった学びに携わっていたいです。
今カメラにハマっているんですけど、その趣味はずっと続けていきたい。おじいちゃんと呼ばれる年齢の頃にはフィルムでモノクロの写真を撮ったりとか、ありえないほどの大沼にはまっているかもしれないですけど(笑)。あとは、車も好きなので車で世界中を走りたいですね。
我が家はキッチンが一段下がっていて、カウンターにある椅子に座ると、キッチンの内側に立つ人とちょうど目線が合うように設計されています。ここでご飯を食べることもあれば、夫婦でお酒を飲んだり、娘たちの勉強机になったりと、自然と家族が団欒するようなスペースになっているのがいいのかもしれません。一卵性の双子の娘たちは現在15歳で、俗にいう思春期真っ只中。でも、僕とも友達のような感覚で買い物や美術館に一緒に行ったり、僕の私服を借りて出かけたりしていたりするのを見ると良い関係が築けているのかなと思っています。
全部逆じゃないですか、軸が。考え方や見ている星も違うし、トイレの流れる水も逆。もしかしたら北半球では感じることのできない面白いものがあるのかなとか考えちゃいます。
もともと対照的な言い回しが好きで、例えば好きな人ってどんな人って言われた時には、同性異性にモテるとか、話し上手で聞き上手とか。こっちがあって、あっちみたいな言葉とかが好きなんですよね。
体内のルーティンというだけでなく、自分なりのルーティンを確認する場所。トイレだけじゃなくて、洗面所やお風呂もそうですが、気持ちの面でも整う場所なのかなって思います。
自分の中でトイレってなんか居心地がいいからついつい長く籠もりがちなんです。でも、そうしていると娘たちにトイレが長いと怒られてしまうので、2つ作りました。あとは、壁色をそれぞれ変えています。ひとつはシンプルに、もうひとつは青みの強いグリーンの壁色にしています。
渋谷区のプロジェクトで公衆トイレがどんどん綺麗になっていますよね。僕の友人や知人もこのプロジェクトに参加しているのですが、従来の汚くて治安の悪いイメージだったトイレが、このように生まれ変わることでいつの間にかサロン的な要素を持つ空間スペースといった扱いに渋谷でもなっているんですよ。インフラを整備したり、大きな施設を建てて街の風景を変えるより、トイレひとつのデザインで日常の中に安らぎや美しいと思える場所が作れるのはすごいことですよね。だからもっと国や自治体が率先して、表現者の人たちと手を取り合ってそういったスペースを作っていったらいいのになって思います。
僕は単純に血が苦手なんです。だからこそ女性は強いなといつも思っています。でも、体験できるなら一度くらいは体験してみたいですね。やっぱりどんな気持ちなのかって相手の気持ちになりたいから。
昔は「体調が悪いから」の一言だったけれど、「ちょっと生理痛がひどくて…」というひとつの症状としてオープンになった部分はありますね
若い時って印籠の如く、「今日は生理だから」と言われるとマジか~って思ったり、相手が不機嫌だったりイライラしていることの合図にしか過ぎなかったんですけど。身体の仕組みなど、いろんなことを学んだり知識が入ってくると、ひとつの現象として相手の気持ちになった時に、どうしたら相手がリラックスできるのかといったことを考えるようになりました。あと、仕事柄サニタリーショーツといったアパレルに関連するグッズにも興味があります。少しずつ認知されるようになってきていますけど、もっと広がることで女性の悩みが解消されたり、考え方の部分でファッションから世の中を変えていけるかもしれない。ロサンゼルスには「goop」というグウィネス・パルトローがやっているセレクトショップがあって、そこではコスメやアパレル、ライフスタイルグッズと並んで性に関するアイテムも気軽に手に取ることができます。出張でロサンゼルスに行くたびに立ち寄るんですけど、そのたびに日本ももっとこのくらいオープンになったらいいなって思いますね。ギフトで男性がこういったものを選べるようなものや場所って今はまだ少ないかもしれないのですが、もしかしたらそれって我々が仕事としてやっているファッションであったりデザインというものが後押しするんじゃないかなと感じています。
我が家の女性陣たちもその部分に関しては、僕に気を遣っていますね、「どうしても忙しくて買えないから、申し訳ないけど買ってきて」と頼まれたのが1,2回くらいしかないかな。
トイレットペーパーとかも、そのまま置いていても絵になるようなものがあったりするじゃないですか。同じようにこれだけ種類があるのだから、表に出してあっても違和感のないデザインがあってもいいのかなって。衛生的な問題とかでハードルがあるのかもしれませんが。あと、コンビニとかで入れる紙袋。いかにもな包装をしている間に後ろのお客さんが並んできちゃったりすると、女性の方も逆に気になっちゃうんじゃないかなって。これは、マイバックがもっと浸透すれば解決するのかもしれないけど。
BE ATでは、「ビブラムソール」で知られるVibram社と一緒にストレスボールや膣トレボールを作れないかと男女のスタッフで話をしています。実は以前、BEAMSでTENGAを売ったことがあるんです。パッケージにキース・ヘリングのイラストを使ったら、可愛いって話題になってめちゃくちゃ売れました。普通のパッケージで彼氏の家に置いてあったら引いてしまうような女の子も、パッケージを変えるだけで「これ可愛いじゃん」って手に取る。その時にデザインの力ってすごいなって強く思いましたね。
特に男の子は知らないことが多い。ナプキンとタンポンって何が違うのかということもいまだに知らない人がいっぱいいると思うし、そもそも月経とはというところも学ぶ機会がすごく少ないと思うんです。今は昔よりも月経がくる年齢も早くなってきていると言われているし、コロナになって中絶率も高くなったそうです。やっぱり、子供たちの成長がどんどん早くなっていて、教育というものが追いつかないといけなくなっているので、国や学校任せでなく、社会全体でしっかり考えていくべきかなと思います。
僕らはトイレのビデとかも説明なしにいきなり社会に出てきた世代だと思うんですけど、これってなんだろうという疑問をみんなが持っていたのであれば、もうちょっと教えてもらっても良かったんじゃないかなって思うんですよね
今はシェアリングや協調性、多様化の時代。特に性別や働き方などいろんな分野でコロナというものがさらに後押しして、みんなで一緒に考えようよという時代に入ってきたと思うんです。特にこの生理現象というものに関しては、いろんな角度でよくしようとか、知ろうという動きが増えていくと社会はもっと明るくなるのかなと思います。あと、生理に限らず女性の問題も、男性としての問題も均等に話題に挙げることでもっと会話もしやすくなるのかなって思いました。例えば、アダルトビデオと聞くだけで彼女から毛嫌いされたり、母親の目を盗んで観たりしていたのが、今はもうネットでなんでも観れるし、女性用のものも増えています。だから、そういった男性特有の悩みも一緒に話せるともっと広がるのではないかなと。突然、女性社会の向上のために女性の問題を男性たちも考えなさいよって言われたように感じてしまうと、男性もテンション的にが少し下がってしまう部分もあると思うんですけど、お互いにそれぞれの問題について考えていけるとまた違うのかなって思いますね。